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活気ある場に、閉塞感を
打破するヒントがある
写真 (株)アビタス 代表取締役
三輪 豊明
さん
みわ・とよあき ●1961年東京都生まれ。東北大学経済学部を卒業し、大和証券を経てユニデンに転職。その後、米国公認会計士(USCPA)の資格を取得して95年にU.S.エデュケーション・ネットワーク(現アビタス)を設立。公認内部監査人や公認情報システム監査人、米国弁護士など資格取得のコースを増設すると共に、東京中央日本語学院を買収して外国人向け日本語教育分野に進出するなどグローバルな人材教育に活動の幅を広げている。

 米国公認会計士(USCPA)など海外の資格を日本で取得できるよう、そのサポートを行う学校を三輪さんは運営している。

 学生時代の米国留学で人と違うことを目指す文化に触れ、いつか起業家にと志す。大手企業でビジネスの基礎を学び、中堅企業でマネジメントを学び、そして起業、という3段階を考え、思惑通り証券会社から中規模メーカーに転職。半年で米国本社駐在となり、20代後半で4千人規模の工場を統括する香港の現地法人の取締役に抜擢(ばってき)された。

 しかし経験のない新分野だったため、ある時、工場を10日間止めるという大失態をおかしてしまい、すぐに日本に呼び戻される。結局、先の展望を見いだすこともできずに30代前半で失意の退社。

 そんな中、改めて自分を見つめ直して考えたのが、学生時代からの夢である起業の実現だった。「それには何か専門分野を持ち、軸足を作ろう」。海外駐在時、USCPAが国際的に高い価値があり、今後の日本でも武器になると実感していた。そこで資格取得を志向するも、その教育システムが当時の日本にはほとんどないことに気がつく。

 「それなら自分が作ろうと。ずっとビジネスの種を探していましたが、ようやくこれというものに巡り合えた。猛勉強して合格し、ビルの一室で開業。一人で教科書や通信教材用のビデオを作り、一日に何時間も講義を行うなどぼろぼろになるほど働きました」

 米国での資格取得ルールの変更や資格ブームの沈静化で苦しい時期もあったが、扱う資格を増やし、外国人向けの日本語教育分野に進出するなど常に新戦略で攻めている。

 「ビジネスにおいて、常に誰もやっていないことを探していますが、それは成長中の業種や国にヒントがある。私自身、米国留学や伸び盛りのアジア駐在で得たものは大きかった」。閉塞(へいそく)感に悩んでいるなら、思い切って成長中の活気ある場に身を置く手もある。

(7月28日掲載、文:田中亜紀子・写真:南條良明)

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