メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ここから本文エリア

朝日新聞デジタル > 転職 > あの人とこんな話

朝日求人ウェブ
朝日新聞に掲載された求人情報
朝日新聞に掲載された求人情報
会員登録   会員登録すると直接応募やwebメールでの
送受信など色々な機能が利用できます。
ログイン  
パスワードを忘れたら ヘルプ
ご利用にあたって お問い合わせ
 
その場ダッシュでもいい
動けば、やる気は上がる
写真 (株)ジェイティービーモチベーションズ ワーク・モチベーション研究所 所長
菊入 みゆき
さん
きくいり・みゆき ●1960年静岡県生まれ。東京外国語大学卒業。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程修了。カウンセリング修士号取得。(株)パルコでの直営店企画・運営業務、品川女子学院の英語教諭を経て93年からJTBグループの人事コンサルティング会社、(株)ジェイティービーモチベーションズに勤務。2013年から社内新設のワーク・モチベーション研究所所長に。著書『やる気が出なくて仕事が嫌になったとき読む本』など多数。

 モチベーション研究の第一人者。「やる気」を数値化して客観的に捉えるシステムを開発し、これまでに働く人10万人近くの「仕事へのやる気」を分析してきた。

 企業の依頼を受け、従業員のやる気を診断し、研修やコンサルティングなどを行う。

 「やる気とは頑張ろうという気持ち。性格や才能ではないので、やる気のもとが分かれば、容易に高められます」

 菊入さんは、キャリアウーマンに憧れた世代だ。新卒で入った会社でがむしゃらに8年働き、専業主婦、高校教師を経験。「私はビジネスが好きなんだ」と気づき、創業間もない今の会社へ転職した。

 「当時はモチベーションという言葉も浸透しておらず、どこに営業に行っても相手にされなかった。ただ私は会社も教師も志半ばで辞めていたので、これを成功させなければ自分の人生が無駄になる気がして、とにかく世の中に我が社の存在を伝えようと執筆活動や営業に奔走しました」

 功は奏し、一人ひとりのやる気をいかに引き出すかが組織の活性化につながると考える企業が増え、今や相談依頼が途絶えることはない。「上司がやる気を出すと部下のやる気も引き出されます。相乗効果で社内の雰囲気が良くなり、業績もアップする。そんな企業を多く見ています」

 自身については、内向的だが好奇心が旺盛という。「一度きりの人生、面白く生きたい」。そのため、あえてむちゃなレールに自分を乗せることも。

 「例えば仕事で手いっぱいなのに大学院へ通うとか。でもやり切った後の達成感に深い喜びを感じるから、それを求めて頑張ってしまうのかも(笑)」

 そんな菊入さんでもやる気の出ないこともある。そんな時は、動く。意識していつもと違うことに挑んだり、人と会ったり。「それも面倒なら、その場ダッシュ。動くと何かしらフィードバックがあり、やる気を高めてくれるので」

 今はやる気の伝播(でんぱ)を研究中。学術的成果を出すのが目標だ。

(10月6日掲載、文:井上理江・写真:南條良明)

さらに古いバックナンバー >>