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米国のスポーツ界でプロになる。
その選択肢を応援できる
写真 アスリートブランドジャパン(株)代表取締役/
徳山大学特任教授/スポーツ留学アドバイザー
根本 真吾
さん
ねもと・しんご ●埼玉県出身。上智大学卒業後、ミズノ(株)に入社。米国在住計5年半。アトランタ五輪、全米横断野球ツアー、商品企画、イチロー1年目の米国窓口役他、米スポーツ界の現場に携わる。2004年に現会社を設立。スポーツ留学アドバイザーとして、米野球留学、テニス留学志望者や五輪金メダリストなどのサポートを行い、プロ野球選手、奨学金獲得選手などの成功者輩出の実績を持つ。他にスラムダンク奨学金など、企業のスポーツ・マーケティング・リサーチ業務にも従事。著書に『アメリカでプロになる!』(彩流社)、『トップアスリートの勝つコトバ』(秀和システム)などがある。アスリートブランドジャパン(株)(電話 03-3230-0036/ホームページ www.athlete-brand.com)

 日本の高校生ほど練習量が多く実力のある運動部員は、世界広しといえどもまれであると根本さんは言う。野球はもちろん、陸上、サッカー、テニス、バレーボールなどなど数多くの競技にそれは当てはまるそうだ。しかし逆に、プロになれる道が少ないのも日本の現状だ。

 「もっともっとスポーツの世界で自分の可能性を試してみたい。彼らのその思いはとても強いものです。でも、それで生涯食べていけるのかという懸念から、進学や就職のときに方向転換する人が実に多い。まだ10代なのに、それはいかにも悔しいですよね」

 根本さん自身もスポーツに明け暮れた青年だった。少年野球、陸上、バスケットボール。大学時代はカリフォルニアに留学し、やがて日本のスポーツ用品メーカーに就職する。ここで任された業務が、全米を大型トレーラーで回るプロモーションツアーだった。グラブ作りの名人である2人の職人さんと共に、少年野球場、マイナーリーグ、スポーツ店、メジャーリーグ球場と現場を巡った4年半。根本さんは、米国のスポーツのすそ野が、日本とはケタ違いに広いことを体験する。

 「スポーツが好きで仕方がない日本の若い人に、この地で将来の可能性を開かせてあげたい。痛切にそう思いました」

 そして、彼らを応援することが自分の役割だと決意して退職。スポーツ留学などをサポートする会社を立ち上げる。アスリートは留学で外国人の仲間を作りやすく、英語の上達も早いそうだ。

 「どの競技でもそうですが、チームに必要なのはスター選手ばかりではない。守りが確実だったり、けがが少なかったりする個性も大切なのです。数字で表せる才能がすべてではない。ポジションが見つかる可能性は十分にあります」

 それは手が届く夢の一つだと根本さんは言う。胸の火は燃やし続けよ、と。

(10月27日掲載、文:田中美絵・写真:南條良明)

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