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「ああ、本当は仕事も子育てもしたいな」と願っていたら
踏み出して。支援する情報を届けますから。
(株)ダブルスクエア代表取締役
越原 市美
さん
こしはら・いちみ ●1977年電電公社(現NTT)入社。オペレーター、料金収納・販売業務を経て25歳で結婚。NTT支店、支社、本社を経てNTTドコモ勤務。33歳で長男を出産、2年後に次男を出産。36歳で子育てのために短時間勤務を選択し、キャリアダウン。2003年3月、社内起業の企画が採用され、働く女性の仕事と家庭・出産・育児の両立を支援するダブルスクエアを設立。著書に『ノン・キャリアからの子育て社長術―仕事か妊娠か、いえどっちもと言うアナタに』(早美出版社)がある。ホームページ(http://www.double-square.com)

 ヒップハングのジーンズにキラキラとバックルが光るベルト、ピンクの靴。子供を2人育て、社長業に奮闘する人には見えない若々しさ。大きな企業に籍を置きながら、出産と子育てにトライし、その経験と情報を迷っている女性に届ける企画を練り上げ、社内起業を果たした。

 「仕事は、女性にとっても面白いものです。手応えもやりがいもある。その思いは男性とそう違わない。出産や子育てが嫌だというのではなく、仕事をあきらめるのがつらいのですね。両立できるものならしたいと考えている女性は多いと思います。実家の母親が遠いという働く女性でも、育児と仕事の両立を手にする方法は必ずありますよ」

 越原さんは、まず女性の仕事人生が30年から40年続くと考えるなら、途中で思いきりキャリアダウンしたりスローダウンしてもいいのではないかと提案する。どこまでも仕事での競争心を燃やし続ける気持ちも分からなくはないが、キャリアは一直線だけがベストではない。視野の広がりや仕事以外の経験を蓄え、あとでじっくり使い方を探すのだ、と。

 「私も負けず嫌いなところがあって、妊娠でキャリアダウンなんてと怖かった(笑い)。でも短期勤務に切り替えて見えてくるものも多かったのです。どうしても夫の手が必要だからきずなも強くなった。子育てで広がったフィールドは想像を超えます」

 仕事をしたい。結婚も子育てもしたい。たった一度きりの人生なら、それをめざせばいいと力強い。

 「個人的に体験者の話を聞くのは難しいかも知れない。でもサイト上で情報を知るシステムがあれば、自分の条件と照らし合わせて可能性を見いだせると思う。私が制作したサイトでこだわったのは、企業の育児支援や公的な施設、援助、そして体験した人々の知恵など多方面です。自分らしい両立にたどり着くことが大切だと思うから」

 きっとこれから、子育てと仕事を両立する女性のマーケットが大きくなると越原さんは確信している。体験は企画力となり、営業力となる、と。その言葉には実感の裏付けがあった。

(2月7日掲載、文:田中美絵・写真:南條良明)

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