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ココロとカラダ、そして環境に配慮する方向へ
ビジネスもシフトしていく。本当に変化しますよ。
(株)ロハスインターナショナル専務取締役
寺嶋 博礼
さん
てらしま・ひろのり ●1968年生まれ。上智大学経済学部卒業。91年(株)日本債券信用銀行(現〈株〉あおぞら銀行)入行。同行資本市場部、本店営業部、金融市場部、企業投資部を経て(株)あおぞらインベストメントに出向し、プロジェクト営業部長に就任。映画、アニメ、音楽、書籍などのコンテンツ及び出店ビジネスにおけるプロジェクト投資業務を手がけ、書籍『ホーキング、未来を語る』や映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』など、大ヒット作品への投資実績を残す。2004年同行退社後、現職。スタジオ・ヨギーHP(http://www.studio-yoggy.com)

 真新しいパイン材の床、天井までのガラス窓。都心にありながら深呼吸したくなるようなヨガスタジオで、寺嶋さんはその経営の中核を担う。

 だが昨年10月までは、大手銀行勤務。資本市場部を皮切りに銀行業務の中枢で仕事を続けてきた。そして同銀行子会社のベンチャーキャピタルに出向。ここで寺嶋さんの存在は広く知られるようになる。

 「銀行が資金を何に投資し、どのように利益を上げていくか。私はその投資先に映画や音楽といったエンターテインメントを選んだのですね。もちろん驚かれはしました(笑い)。でも私はずっと映画や音楽が好きでしたし、投資対象としてどこも成功していない分野だからこそ、挑戦してみたいと考えたのです」

 プロジェクト営業部長時代の着眼は的を射ていた。数々の大ヒット作品への投資実績を残し、エンターテインメント業界に新しい活気が生まれる契機となった。

 普通なら、この実績で銀行内の地歩を固めるはず、なのに寺嶋さんはフワリと退職し、こうしてヨガのスタジオで笑顔を絶やさずにいるのだ。なぜ?

 「ひとつには、自分できちんとリスクを負う生き方をしたいと思ったからです。企業の看板で行う仕事と、ベンチャーとして自分自身で行動する仕事は明らかに違う。私は35歳をめどに自分のめざす仕事へ転ずるつもりで歩んできました。

 もうひとつの理由は、時代の変化です。30代を中心に世界的な流れとして、環境や人間の健康を最優先するライフスタイルが定着してきた。私も共感し、ビジネスとして手がけてみたいと思いました」

 西欧を中心に、医学の世界では民間療法や自然療法と呼ばれる代替治療が注目されている。肉食から穀類へ、車を飛ばすのではなく自転車で、といった自然な暮らし。

 「おそらく私たち30代は、経済から生活まで地球規模でリンクしている環境で育った。だからライフスタイルも常にグローバルな影響下にあると言えます。アメリカで起きることは日本でも起きる。そしてちょうどいいバランスで根付いていくでしょう」。先駆者の言葉だ。

(4月4日掲載、文:田中美絵・写真:南條良明)

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