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放送作家・脚本家
カニリカ
さん
カニリカ ●1961年千葉県生まれ。カリフォルニア州立サンタアナ大学卒業。レコードメーカー、ラジオ番組制作会社勤務を経て89年にカニリカ・カンパニー設立。FMラジオの番組制作、ライターとして活動。99年からテレビの放送作家となり、「ナイナイサイズ!」「一億人の大質問!? 笑ってコラえて!」(日本テレビ)など数多くの人気バラエティー番組の構成を手がける。またテレビドラマの脚本、舞台の戯曲の執筆も手がける。主な著書に『二十一世紀歌舞伎組参上!』(文藝春秋)、『恋も仕事も引き寄せる魔法の質問99』(日経BP社)など。さらに年内に2冊のエッセー刊行と舞台の新作発表を予定。

   何時間でもテレビを見ている子供だったそうである。そして今や人気の放送作家。でも夢が簡単にかなったわけではない。カニリカさんがテレビの世界に入ったのは37歳の時だった。それまでのエネルギーあふれる生き方が、カニリカさんの魅力と仕事の可能性を大きく広げている。

 アメリカの大学に留学中、自分の考えていることを「リストアップ」する方法に出合う。自分が自分に質問し、それに答えていくことで「私」が見えてくる。この方法論はずっと後になって『恋も仕事も引き寄せる魔法の質問99』という著書に結実するが、カニリカさんはいつも自分はどうしたいのかを明確につかむノウハウを持っていた。

 「アメリカの大学を出てから、日本で就職して、OLの人生をきちんと経験しました。お茶くみもコピー取りもやったし、努力して総合職にもなった。それなりに楽しかったけれど、まだ何かが足りないと心の底で感じていた」

 転職して、やがて独立。ラジオ番組の制作と雑誌の取材の日々で500人ものインタビューを手がける。しかし、まだ活字媒体の中にいた。このままいくのか、と思っていた時にテレビ局の人から誘いがあった。「打ち合わせに出たら、もう企画会議の1回目からみんな面白い体験談の連発なんです。裸になってしまう、自分の失敗をとことん笑ってもらえる。その時の開放感といったらなかったですね。やっぱりテレビが私の居場所だったじゃない、と(笑い)」

 カニリカさんは、現在の放送作家の仕事に就く前をビフォー、今をアフターと呼ぶ。それほど劇的で幸せな変化だった。

 「たくさんの成功者を取材し、そして自分もなりたい仕事に就いてみて思う。私のやりたいことは何か、それをはっきりさせて、希望を抱き続けると、アンテナがとぎすまされ、人は自分で自分を導いていくものだ、と。シンプルです」

 世の中が、たとえば30歳の女性に資格とか結婚とかといっても、焦らない。そんな人生楽しくないよ、と分かることが大切。本質を突いてくる話し方は鋭く、温かい。快刀乱麻。あなたらしさを怖がるなと言っているようだ。

(5月24日掲載、文:田中美絵)

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