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Vol.65 前編

画家としての原点の作品
が新しいスタートに

 新進気鋭の画家として注目を集める松井冬子さん。その作品は花鳥風月がモチーフの従来の日本画とは異なり、古典的な技法を用いて、幽霊や臓物、人間の執念や痛みの感情などを描く、どこかシュールな現代アートとなっている。そんな彼女の公立美術館での初の個展が12月から開催される。

 「テーマになった『世界中の子と友達になれる』は、私の東京芸術大学卒業制作の題名。万能感があった幼少時に、世界中の子供と友達になれると思っていた確信が、現実を知るにつれ妄想に変わる。そんな思いを込めた作品で、当時の自分の絵画人生の集大成として気合を入れて描きました。いわば私の原点が、初の大規模な個展のメーン作品という新たな出発点となり、うれしいです。私の絵はある種グロテスクなモチーフやどろどろとした感情の表現がありますが、見てくださる方は、自分の心と照らし合わせてくださるようです。ぜひ、個展を機に自分自身を考え直す時間を設けてもらえたらと思います」

芸大は芸術家への通過点
働きながら何度も挑戦

 松井さんが芸術家を目指した契機は、おてんばだった小学校4年の頃、学校の図書室の入り口に掛かっていた「モナリザ」の複製画に出会ったこと。

 「薄暗い廊下でモナリザがぼわっと浮かび上がっていて、廊下のどこを歩いても必ずモナリザと目が合い、何と不思議な絵だろうと。また、こんなに怖くてきれいでものすごく上手な絵を描いたのがレオナルド・ダビンチと知って、私もこのような不思議な感覚を人に与えられる芸術家になりたいと心に決めました」。そしてのちに、芸術家になるなら芸大に入らなければと固く決意する。

 松井さんは当初は油絵を学んでいたが、ある時伝統的な日本画を再認識し、その繊細で緻密(ちみつ)な美しさに魅せられた。

 「なんてエッジが利いていてカッコいいんだろうと。日本にはモナリザに負けないこんなすごいものがあったと、日本画の可能性を感じました」

 芸大受験は、就職して浪人生活を送りながら挑戦を続けた。

 「昼間は事務の仕事をし、夜は予備校で勉強。もっと描きたくとも時間がなく、何度も不合格になり、いつまでこれが続くのかと心がむしばまれていきましたね。でも絶対に受かるまで挑戦するつもりでした。だって私はダビンチのような芸術家を目指していますから。ダビンチなら、もし芸大を受けたとしても落ちるわけがないですよね」(笑)

 5回目の合格発表の日。結果を知るのが恐ろしくて閉門直前に行った彼女の目に、自分の番号が映った。

(田中亜紀子=文 田中史彦=写真)
「後編」は12月18日(日)に掲載する予定です。

松井 冬子
まつい・ふゆこ 1974年静岡県森町出身。東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、同大学院美術研究科博士課程修了。博士号(美術)取得。2005年成山画廊での個展をはじめ、10年にはパリで個展を開くなど活動の幅を広げる。12月17日(土)から横浜美術館で「松井冬子展 ―世界中の子と友達になれる―」を開催予定。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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