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Heroes File
Vol.69 後編

本業でのしごきは本望

 柳楽優弥さんの初舞台となるのは、村上春樹さん原作、蜷川幸雄さん演出の「海辺のカフカ」。柳楽さんは、主人公の15歳の少年カフカを演じる。世界的な作家、演出家による作品だけに、期待する人も多い。

 「とにかくこんなぜいたくな話をいただいて、本当に恵まれている、最高だなと思う自分と、何としても頑張らなければならない、という責任を感じている自分がいます」

 蜷川さんは稽古中に灰皿を投げるほど厳しいと言われるが、むしろ何かを投げられたり、「お前、帰れ!」などと罵倒されるくらい、自分の芝居で立ち向かっていきたいという。

 「厳しい言葉は、その瞬間はつらいかもしれない。けれど、その悔しさをバネにまた向かっていくことが、俳優としての成長につながるのではないかと思っています。第一、蜷川さんにぼろくそに言われるなら、それは本望。こんな幸せなことはないです」

 少年カフカは「世界で最もタフな15歳になる」ことを決意して四国へ旅立つのだが、実は柳楽さんも、少し前から「30歳で世界一最強の男になる」と公言していたのだという。

 「僕の場合は、達成期日を決めてそれを逆算して努力するようにしないとすぐに怠ける性格なので、そんなふうに公言していたのですが」

 今回は、その第一歩となりそうな舞台。それだけに半端な覚悟ではなく、「しっかりと挑む」つもりだ。

ノートに日々刻む
ディープな思い

 柳楽さんはいつもメモ帳を持ち歩いている。そこには、ディープな内面をそのつど思いつくまま書きつづっている。

 「もう一度はい上がるために自分が努力しなくてはいけないこと、人生の目標などをそのまま書いているので、嫁にも見せられないですね(笑)」

 最近決めた目標の一つが「やりたくないことをやれ」。面倒くさくても「いいよ」と快く承諾することで、人間としてのキャパシティーが広がると思うからだ。「それと我慢。これがなかなか難しい。以前の僕にはできなかった。でも、少しの我慢で小さなことも大きな喜びに感じ、何かしらいいことがあると知って、日々心がけるようになりました」

 その他にも「決めたことは絶対やる」「人のせいにしない」など、自分との約束がいくつもある。「でも全然果たせていない。ぼろ負けです。何かを言い訳にしてやらなかったりすると、また甘えてるなって情けなくなる。もっと頑張ろうってしょっちゅう思っています」

 10代の自分と決別し、確実に前へ進んでいる。本人は「周りの助言のお陰」と言うが、それだけではないだろう。自らの意志が、よりたくましい俳優へと成長させている。まだ21歳、これからだ。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
次回は宮本恒靖さんが登場。3月4日(日)に掲載する予定です。

柳楽 優弥
やぎら・ゆうや 1990年東京都生まれ。映画『誰も知らない』でデビューし、カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞。5月3日(木・祝)から公演予定の、村上春樹原作・蜷川幸雄演出の舞台「海辺のカフカ」に主演する(共演:田中裕子ほか/会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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