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Vol.73 前編

不器用な人間に
心引かれる

 約100年前の名作戯曲「リリオム」が東京の青山円形劇場で上演される。脚色・演出を手がけるのは松居大悟さん。今年映画監督デビューし、演劇だけでなく映像界からも注目される気鋭のクリエーターだ。

 「気持ちが高ぶると愛する人にも手を上げてしまう男リリオム。その不器用な生き方にシンパシーを感じたし、作品全体に流れる人間本来の優しさに心を揺さぶられました」

 松居さん自身も不器用だった。子どもの頃から人とコミュニケーションをとるのが苦手で、「用がないのに人を誘うなんて、何だか申し訳なくてできなかった」と言う。そのくせ一人でいるのも嫌い。誰かにかまってもらいたくて、大学では演劇サークルに入った。それが演劇との出会いだ。

 「サークルに所属しているだけで『脚本を書いて』『打ち合わせがあるよ』と声をかけてもらえる。それがうれしかった。今もその感覚は若干あって、誰かにかまってもらいたくて芝居をやっているようなところもあります」

 卒業間近に、演劇ユニット「ゴジゲン」を結成した。就職活動も少しだけしたが、自己PRができなくて挫折。そのまま演劇を続けた。幸いにも「ゴジゲン」は、自らの劣等感を笑いへと昇華させる作風が評判を呼び、順調に動員数を伸ばす。同時に松居さんは自主映画の製作にも取り組んだ。こうした活動の中で一貫してきたのは「不器用な人間を描くこと」だった。

頑張らない生き方もある

 「僕自身、何をやってもダメな、イケてない青春時代を過ごしてきました。でも、そういう人間のダメさ加減も肯定したい。世の中うまくいかないことも多いけれど、だからといって変に頑張ろうとか、前向きに進もうとかって言う必要はないと思っているんです」

 例えば自身の監督映画『アフロ田中』で、主人公は空回りしてばかり。頑張っていないし、どうしようもない。それでも基本的には友だち思いのいいヤツで、人生だって楽しんでいる。そんな生き方をそのまま描きたかったと松居さんは言う。

 「『リリオム』も、こういう人間の不器用さを肯定している。そこにすごく共感しました」

 とにかくコンプレックスの塊。何をするにも自信がない。

 「でも最近、この自信のなさが僕のものづくりのエネルギーになっている気がして」

 自信がないからこそ、舞台の稽古や映画撮影に入るとずっとそのことだけを考える。一点に集中したくて、場合によっては恋愛も捨てる。人生の楽しみが作品に吸い取られている気がすると笑うが、それを続けているからこそ、今があると感じているそうだ。

(井上理江=文 田中史彦=写真)
「後編」は4月22日(日)に掲載する予定です。

松居 大悟
まつい・だいご 1985年福岡県生まれ。慶応義塾大学在学中に演劇ユニット「ゴジゲン」を旗揚げ。2009年「ふたつのスピカ」(NHK)でドラマ脚本家デビュー。12年2月公開の映画『アフロ田中』では初監督を務めた。脚色・演出を担当する舞台「リリオム」が12年5月25日(金)から東京・青山円形劇場にて上演される。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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