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Heroes File
Vol.108 後編

原始的な感情が
そのまま写るように

 エッジの利いた色彩感覚で、華やかに艶(つや)やかに表現する独自の世界観が魅力。これまでに80回以上の個展を開催し、写真集も90冊近く発行した。その一方でファッション誌や広告などの撮影も精力的に行う。

 「自分の撮りたいものを撮れるベースがあるので、仕事で人の要請を受けて撮るのも全然ストレスではない。言われたことは何でもやります。CMならクライアントさんに喜んでもらえるよう徹底的に考え抜く。好きな写真でお金が頂けるわけですから、こんなありがたいことはないと思い、依頼があればどんな仕事も、できる限りお受けしています」

 作品を撮る時は、例えば花であれ人であれ、被写体に対しては「ひたすら気持ちを込めて撮っているだけ」だと言う。

 「こんな風になるといいなと思うこと自体が邪念になるので、ステキだな、キレイだなっていう原始的な感情がそのまま写ればそれでいいかな、と。人物を撮る時も、どういう人なのかな、どんな風にステキな人なのかなって思いながらレンズをのぞくだけ。そういう真摯(しんし)な気持ちって話さなくても相手に伝わるし、信頼関係も生まれ、結果的に作品になっていく。そこが面白さですね」

 自分は何を考え、どう思っているのか。その気持ちがないと芸術はどんどん淘汰(とうた)される。そこがこの仕事の一番の怖さだと言う。「正直、構図や色合いなど技術的なものだけで、蜷川実花風の写真は撮れてしまう。でも、そんな作品を世の中に出していたら危ない。気持ちが抜けているかどうかは絶対に人に伝わりますから」

既成概念を取っ払い
自由に生きよう

 蜷川さんは自身の作品の独自性について、「全く人の意見を気にしないでやってきたところから生まれた」と分析する。

 「3歳の頃、父親は新宿の雑踏に私を連れ出しては『みんなが右の道を行っても、実花が左と思ったら左を行きなさい』と言い聞かせていました。お陰で今は人の目を気にしないで、自分の価値観を信じて歩いている。それは大きな財産です」

 人の目が人をがんじがらめにして動けなくする。それが本当にもったいないなと思う。「やりたいことがあるなら、小さな常識に縛られず、まずは始めてみよう。時はあっという間に過ぎていきますからね」

 自身の夢は昔も今も世界征服だ。「基本的には、私は初めに感動があって、自分のために撮る。それを多くの人に観(み)てほしいだけ。結果、みんなに喜んでもらえたらもちろんうれしいですが。だからスタートは、自分の欲望を満たすということなんです」。シンプルに、正直に、ひたすら自分の夢を今日も追いかけている。

(井上理江=文 平岩紗希=写真)
次回は安田顕さんが登場。10月20日(日)に掲載する予定です。

蜷川 実花
にながわ・みか 東京都生まれ。大学在学中に「ひとつぼ展」グランプリ受賞、2001年に「木村伊兵衛写真賞」受賞。現在までに個展を80回以上開催し、写真集を90冊近く出版している。07年映画『さくらん』、12年映画『ヘルタースケルター』の監督を務める。9月28日に、責任監修のムック本『MAMA MARIA(ママ・マリア)』が発売された。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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