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Heroes File
Vol.137 後編

学んで柔軟に
対応する自分が好き

 コメディアンのほか、コメンテーター、MC(進行役)、声優などの仕事もこなす、パックンことパトリック・ハーランさん。通りの良い声でここまで流暢(りゅうちょう)な日本語を話す外国人タレントもそう多くはない。それもパックンさんの大きな魅力であり、武器になっている。

 「アメリカ人が日本語を話せたらカッコいいし、モテると思って必死に勉強し、来日2年目に日本語能力試験1級を取得しました。芸能界で仕事を始め、プロ意識に目覚めてからはイントネーションをずっと訓練しています」

 今も毎日、移動中はNHKのニュースを聞き、それを追いかけながら復唱しているという。そんな具合にどんなことでも真摯(しんし)に学ぶし、それができる自分が好きと言い切る。

 「学生時代も、先生に言われたことをまじめに受け止め、言われたようにできるまで努力しました。運動神経で他の子に負けても学習能力で弱点を克服し、スタメン入りするタイプ。どんな状況にも柔軟に対応すれば、自己成長につながる。それが気持ちいいので頑張るんだと思います」

 現在も若い時と同様どんな仕事も来るものは拒まず、未経験でも依頼は快く引き受ける。

 「ただ、チャンスというのは偶然と準備が重なった時に訪れるもの。日頃から準備しておかないと、機会が訪れた時に気づかずに見過ごしてしまう。だから常にアンテナを張っているし、こんなことをやりたいという意欲や覚悟を周りにアピールするよう心がけています」

時間は万能薬と
信じている

 2012年から東京工業大学で非常勤講師としてコミュニケーション論を教えている。その講義をもとにした、相手の心をつかむ話し方をまとめた著書『ツカむ!話術』は8刷を重ねるほどヒット。

 「アメリカの詩人ロバート・フロストの詩に『森の中に二つ道があって、僕は人が通っていない方を選んだ』というようなフレーズがあって、僕も誰とも違う人生を歩めたことに喜びを感じている。でも同時に、選ばなかった道にも恋しさがあって、そちらを選んでいても幸せを得ていた気がします」

 人は、うまくいかないと選んだ道を後悔する。しかしパックンさんは違う。自分の幸せに続く道はたくさんあり、今はその中の一つを歩んでいるに過ぎないという捉え方をする。

 「両親も姉弟も、四苦八苦した時期があったけれど今はみんな幸せ。結局、自分を諦めなければ幸福はつかめる。何より時間が万能薬となって嫌なことは全て解決してくれます」

 心の奥底からそう信じている。だからめげないし、陽気に突破していけるのだ。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
次回は広告企画「Heroes File」で俳優の北村有起哉さんを紹介。
8月23日(日)に掲載する予定です。

パトリック・ハーラン
1970年米コロラド州生まれ。ハーバード大学比較宗教学部卒業。93年来日。97年に吉田眞(マックン)とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成し、テレビなどで活躍。2012年10月から東京工業大学非常勤講師として「コミュニケーションと国際関係」を担当。その東工大での白熱講義を書籍化した『ツカむ!話術』が好評発売中。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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