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Heroes File
Vol.144 前編

演出家・蜷川さんは
同じ感性を持つ同志

 年明け早々に東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンで始まった舞台公演「元禄港歌−千年の恋の森−」。元禄時代の回船問屋を舞台に、親子や男女の情愛を悲しくも美しく描いた物語だ。1980年の初演以来、何度も上演を重ねてきた傑作で、猿之助さんは、ごぜ(盲目の女芸人)たちの座元としてたくましく生きる女性を艶(つや)やかに演じている。

 演出の蜷川幸雄さんとは本公演が4度目のタッグ。稽古の厳しさでは有名な演出家だが、「上から目線ではなく、役者と手を取り合っていいものを作ろうとして下さるところがいい」と猿之助さんは話す。「役者を試すところがあって、同じ演技ばかりしていると確かに怒鳴られる。でも、何が何でも世の中を驚かせるような面白いものを作ろうとする気概や、ワクワクとときめく対象が同じだったりするので、僕にとっては失礼ながら同志のような存在です」

 今回の公演も、蜷川さんは単なる再演にしたくないと思っていたはずだと語る。「イメージを一度ぶっ壊して新しいものにしようとしていた。そこに深く共感するので、今回もグイグイ食い込んで意見やアイデアを言わせてもらいました。どうせなら突撃する勢いで言いまくり、『うるさい!』と怒られる方がいいじゃんと思う性格なので(笑)」

 猿之助さんは、三代目市川猿之助の弟、四代目市川段四郎の長男として生まれ、4歳の時に歌舞伎座で初お目見え。7歳で二代目市川亀治郎を襲名して以降、歌舞伎俳優として活躍し続けている。

 歌舞伎の家に生まれ育ったから役者になるのは宿命のようなもの。だが実際は、最初から稽古も舞台も楽しくて、苦に感じたことはなかったそうだ。「何かを世の中に発したいという欲って、誰にでもあるのでは。僕にとってその発信場所が歌舞伎だっただけ。特に芝居は発明に少し似ていて、今までなかったものを生み出して発信できるところが面白い」

大学時代に気づいた
「この道しかない」

 役者としての覚悟が決まったのは大学時代だ。就職活動をする友人たちの姿を見て「自分に会社勤めは難しい。だったら好きな道を極めよう」と。

 歌舞伎界にあって異端、反骨の系譜と称される澤瀉屋(おもだかや)の血を継ぐ。それゆえ自身の勉強会「亀治郎の会」を立ち上げたり、いったん一門を離れたり。同世代の歌舞伎俳優たちとは一線を画し、独自のやり方で研鑽(けんさん)を積み重ねてきた。「好きだからやる、自分がやりたいからやる。そのスタンスは一貫しています」。自由闊達(かったつ)さこそ澤瀉屋の気風。その精神を受け継ぐべく、2012年に猿之助さんは四代目市川猿之助を襲名した。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
この広告企画の後編は1月17(日)に掲載する予定です。

市川 猿之助
いちかわ・えんのすけ 東京都生まれ。慶応義塾大学卒業。1980年初お目見え、83年二代目市川亀治郎を襲名、2012年四代目市川猿之助を襲名。14年から「スーパー歌舞伎II」を上演、映画やドラマ、舞台でも活躍。東京・Bunkamura シアターコクーンにて1月7日から公演中の「元禄港歌−千年の恋の森−」(蜷川幸雄演出)に出演。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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