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Heroes File
Vol.147 後編

 「あまたつ!」という小倉智昭キャスターの呼び掛けで、天達さんが登場し、担当するお天気コーナーが始まる。フジテレビ系の朝の情報番組「とくダネ!」ではおなじみの光景だ。

 お天気キャスターとしてトップクラスの人気を誇る天達さん。その出発点となったのは、2002年の気象予報士試験合格だった。

 一念発起で挑んだ予報士の勉強。アルバイトの傍ら休日2日間を勉強に充てたが、それでは効率が悪く、試験の不合格が続いた。そんな時、理系出身者からダメ出しをされる。「たとえ3分でも毎日勉強しなきゃ」と。

 そこで出勤前に図書館に寄って1、2時間学習。3カ月ほど続けたら、点と点がつながって線となるように理解が進んだ。その波に乗り、7度目となる試験で見事合格。「継続は力なり、なんですね。そして諦めるのはもったいないことなんだと心に刻みました」

 だから、興味のあることがあるならぜひチャレンジして欲しいと話す。「高い目標だと嫌になるので、小さなハードルを幾つも作ってクリアしていく。それをやり続けたらきっと夢はつかめると思います」

 そうやって27歳にして夢を手にした天達さん。しかし就職先探しでは苦労したという。そしてやっとつかんだのが、日本気象協会でメディア向けに気象情報を流す仕事。「でもパソコンが苦手で、最初は使い物にならなくて周りの優しい方々に助けられました」。やがて、1年ほどして「とくダネ!」のキャスターオーディションの話が舞い込んでくる。

 周りに押され、名前をもじって「天気の達人」としてダメ元で応募。面接で番組の企画を提案したのが良かったのか採用された。番組初日、小倉さんが原稿を無視して「あまたつ!」と呼び捨てにし、それが知名度を上げる結果となった。でもやっぱり最初は失敗ばかり。「会議で小倉さんが『俺は天達を有名にするんだ』と言ってくれ、今の僕があるんです」

 そんなある日、事件は起きた。入念に準備した原稿が本番10秒前に風で飛ばされてしまったのだ。うろたえながらも画面に向かって自分の言葉で伝えたら、それが意外にも分かりやすかったと好評を得て、以来、原稿を丸読みせず語り掛けるように話している。

 天達さんは語る。「僕は試験に受かるという一つの成功体験が自信となり、気持ちに余裕ができて、目を向ける世界が広がりました」。週末は講演活動で全国を回る。地球温暖化、防災、そして野生動物や森林など、関心のある事柄はどんどん増えている。

(佐藤正市=文 小山昭人=写真)
次回は広告企画「Heroes File」でドラムボーカリストのシシド・カフカさんを紹介。
4月17日(日)に掲載する予定です。

天達 武史
あまたつ・たけし 1975年神奈川県生まれ。御茶の水美術専門学校卒業。2002年に気象予報士試験に合格し資格取得。05年10月からテレビの情報番組「とくダネ!」でお天気コーナーのキャスターに。著書『気象予報士天達流・四季の暮らしと二十四節気の楽しみ方』他。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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