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Heroes File
Vol.152 後編

 「日本一忙しいラジオアナウンサー」とその名をはせるニッポン放送の吉田尚記さん。今や多方面で活躍しているが、入社当時は何をしゃべっても滑ってしまう落ちこぼれアナウンサーだったという。それが入社3年目、大好きな作品の映画最新作を宣伝する番組で、好きだからこそ初めて自由に楽しく話せた。そうしたら、番組終了後、社内がちょっとざわついた。

 「上司に『お前、オタクだったんだな』と。オタクの知識が仕事に役立つなんて考えたこともなく、そう言えば社内の誰にも趣味の話をしたことなんてなかったんです。でもそれ以来、社内の僕に対する評価が変わりました」

 番組内で自然にしゃべれた。それはまるで初めて自転車に乗れた時のような感覚だったと吉田さんは表現する。いったん乗れるといろんな道をスイスイ走れるように、それからは仕事がうまくいくようになっていった。「そうか、そういうことだったのかと体で納得したんです」

 それは、自分が本当に面白いと思っていないと視聴者には伝わらないということ。逆に言えば、面白いと思っていれば、その楽しげな雰囲気で視聴者は耳を傾けてくれる。

 だから今、吉田さんはどんな情報にも「面白そう!」と飛びつき、忙しくとも必ずチェックするようにしているという。そしてまた、声が掛かった仕事はできるだけ断らず、どのようなものでも引き受ける。

 「いい仕事があったならやろうというスタンスだと、永遠にいい仕事は巡ってこない。何でもやっているうち、中に幾つか自分にとっていい仕事が交じっている。そんなもんです」

 そもそも、お金をもらえるからにはどんな仕事にも意味があるはずだと吉田さん。「アナウンサーと言うと華やかな仕事だと思われがちですが、泊まり勤務もあるし、伝票を書くなど雑務もあります。でも僕はどれも嫌じゃない。例えば事務作業も、効率良くやるにはどうしたらいいのかと考えるのが楽しい」

 そんな吉田さんが、この度コミックエッセー『コミュ障は治らなくても大丈夫』を出版した。この本には次のようなメッセージが込められている。「人とのコミュニケーションで傷つく人は、コミュニケーションに価値を見いだしている人。つまりコミュ障(コミュニケーション障害)は、コミュニケーション上手になれる可能性を大いに秘めているということなんです」

 そう、苦手だからこそ乗り越えた時に花開くものは大きい。うまくしゃべれないアナウンサーから、今の姿に脱皮した吉田さん。その言葉に力づけられる人は多いだろう。

(柊乃くるみ=文 小山昭人=写真)
次回は広告企画「Heroes File」でタレントの鈴木あきえさんを紹介。
7月17日(日)に掲載する予定です。

吉田 尚記
よしだ・ひさのり 1975年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。「マンガ大賞」発起人。『ミュ〜コミ+プラス』(月〜木曜24時放送)のラジオパーソナリティーとして「ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞」受賞。新刊はコミックエッセー『コミュ障は治らなくても大丈夫』。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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