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■ カジノン株式会社
  閉鎖型野菜工場から安心食材を届ける【アグリ事業・責任者候補】
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Vol.154 前編

 古代ローマから現代日本へタイムスリップした男をコミカルに描いた漫画『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡(ふうび)したヤマザキマリさん。同作の執筆中から「次はギャグなしでガチの古代ローマを描きたい」と熱望し、挑んだのが『プリニウス』だ。現在、月刊誌『新潮45』に連載中で、単行本は4巻まで刊行されている。

 プリニウスは博物学者にして艦隊の司令長官。ローマで一番の教養人でありながら、怪物の目撃談に興味を示したり、風呂好きだったり。何ものにも縛られず、好奇心のままダイナミックに自らの生き方、考え方を貫き通す。「まさに愛すべき変人。そこに惹(ひ)かれました」

 そんな、誰とも重ならないような生き方をしたという点ではヤマザキさんも同じだ。

 17歳で油絵を勉強するためにイタリアへ留学。そこで生活能力のない詩人の男性と恋に落ちて同棲(どうせい)。ヤマザキさんが働かざるを得ず、チリ紙交換から始まってチラシ配り、店員、通訳まで様々なアルバイトを経験した。

 ところが10年目にまさかの妊娠。「2人も養えない」と判断し、出産を機に彼と別れた。「その時、相談した現地の知人が『漫画を描けばお金になるよ』と助言してくれた。油絵しか描いたことがなかったので、日本人留学生からもらった、つげ義春さんや丸尾末広さんの作品を教科書にして漫画の描き方を独学しました」

 賞金目当てで、とある新人賞に応募したところ努力賞に選ばれる。それを機に専属の編集者がついた。とは言え、すぐに漫画家で食べていけるわけもなく、子どもが2歳の時、いったん母の暮らす北海道へ戻る。漫画は描き続けていたが、マニアックすぎて売れず、仕方がないのでいろんな仕事を掛け持ちした。「イタリア関連の事務局で事務職に就き、語学学校の立ち上げに関わったり、大学講師をしたり、テレビ番組に出たりしたこともありました」

 これまで、やりたいわけではない仕事も、とにかく稼ぐためにやってきた。「でもその経験は、将来に役立つ力をくれた。例えばイタリアでの通訳のバイトでは値段交渉術が身に着いたし、北海道でのいろいろな経験は、日本社会に合わないと思っていた私に、案外やればできるもんだという自信を与えてくれました」

 その後イタリア人と結婚、再び日本を離れることに。そこでヤマザキさんは決意する。「今こそ一番好きな漫画だけに絞ろう」と。幾つかの仕事に分散していた蛇口を一つに集約すれば、きっとすごく濃いエネルギーが自分から流れ出すはずだと、そう直感したからだ。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
この広告企画の後編は8月28日(日)に掲載する予定です。

ヤマザキ マリ
やまざき・まり 1967年東京都生まれ。17歳でイタリアに渡り、国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で学ぶ。97年漫画家デビュー。『テルマエ・ロマエ』で注目される。月刊誌『新潮45』に『プリニウス』(とり・みき氏との共著)を連載中で、6月に単行本第4巻が発売された。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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