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Vol.157 後編

 どんな難役もこなし、それでいて色濃く印象を残す名バイプレーヤー。そんな山中さんは、学生時代から舞台を中心に活動していたが、大きな転機となったのは27歳の時、映画『松ヶ根乱射事件』に出演したことだという。

 「それまでは純粋でぼくとつとした青年の役が多かったのですが、この作品では全く逆のクセのある男の役でした。それだけにどう演じていいのか分からず、夜中、監督の山下敦弘さんに相談し、一緒に役について考えてもらったんです。僕にとってはとても貴重な時間でした」

 そして、さらにうれしかったのはこの作品以降、クセのある役のオファーが徐々に増えたことだ。「僕のことをよりお茶の間に広めてくれたという意味ではドラマ『ごちそうさん』が一番なのですが、『松ヶ根乱射事件』は、若い僕がようやく役者として前を向いて一歩を踏み出せた、そんな大切な作品なんです」

 今年、舞台で共演した堤真一さんからはこんな言葉を教わった。「セリフは自分のためにあるのではなく、相手のためにある」。それまでは、自分のセリフをどう言うかに気を取られていた。しかし、考えたら芝居も、相手とのコミュニケーションで成り立つもの。だからどう言うかよりどう伝えるか、どう聞くかが大切なのだと気づかされたという。

 「それ以来、自分もまた作品の一部なんだという捉え方を自然にするようになりました。そう思うと、舞台に立つのも一人じゃない気がして楽になりましたね」

 人の言葉を素直に受け入れ、自分のものにしていく。そんな山中さんが今取り組んでいるのが、舞台「エノケソ一代記」。三谷幸喜さんが作・演出し、主演が市川猿之助さんということですでに大きな話題を呼んでいる。

 「子どもの頃から三谷さんの作品が好きで、ドラマ『古畑任三郎』などよく見ていただけに話を頂いた時は感激しました。何より一緒にやろうと言ってもらえたことがうれしいです」

 小さな頃から飽き性で、何をやっても続かなかった。ところがこの仕事だけは続いている。「俳優は、自分がやりたいと言ってもオファーがないとできない仕事。だから続けさせてもらっていることがありがたい。役を頂くことでつながって僕の居場所ができた気がします」

 ちなみに役者の次に続いているのがボクシング。4年目になるそうだ。「絶対自分がやらなさそうだと思うことをあえてやってみたら、意外に続いているんです。何かを始めると何かが変わるし、苦手なものへの挑戦は自分の可能性を開くきっかけになる。新たな発見ですね」

(井上理江=文 森 浩司=写真)
次回は広告企画「情熱人」で(株)ロッテの宇佐美クランク陽子さんを紹介(前編・後編)。
前編を11月13日(日)に掲載する予定です。

山中 崇
やまなか・たかし 1978年東京都生まれ。代表作に映画『松ヶ根乱射事件』、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」など。11月27日(日)から東京・世田谷パブリックシアターで上演されるシス・カンパニーの演劇公演「エノケソ一代記」(作・演出:三谷幸喜)に出演予定。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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