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Heroes File
Vol.180 前編

 昨年7月まで宝塚歌劇団の雪組トップスターとして活躍していた早霧さんが、退団後初となる主演ミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に挑戦する。「私にとって女優業を開始するというのは百八十度、全く違う仕事に就くような感覚です。宝塚を卒業し、ようやく新社会人として新たな一歩を踏み出すんだという覚悟を持って臨んでいます」

 宝塚の男役になりたいという夢を抱いたのは中学生の頃。「自分は何がやりたいのかと悩んでいた時、タカラジェンヌのインタビュー記事と出会い、ああ、これだ!と」。そこから宝塚を夢見て猪突(ちょとつ)猛進。両親に頼んでバレエと歌を習い始め、高校1年からは宝塚音楽学校の受験に挑み、三度目の正直で合格。高校卒業と同時に入学する。音楽学校はうわさ通りの厳しさだったが、全く気にならなかったという。

 「それよりも、私は宝塚を目指したのが遅かったので、小さな頃からバレエなどを習ってきた同期のレベルに2年という時間の中で追いつけるかどうか焦っていました」。とは言え、心配していても前には進めない。遅れを取り戻すべく、芝居や日本舞踊など学校で学んだこと一つひとつを確実に身につけようと、半年ごとの定期テストを目標に努力を重ねた。

 そして2001年、宝塚歌劇団に入団。宙組(そらぐみ)公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏む。ただ、09年に雪組に移るまでの宙組での8年間もまた、早霧さんにとっては試練と葛藤の日々だったという。

 「同期も上級生も下級生もみんな仲間だけどライバルなんです。当時、宙組の男役の方はみな身長が高く、私は男役としてはかなり小柄。自分の小ささがコンプレックスで、すごく高いヒールを履いたり、前髪を高めに立てたりしてあがいていました(笑)。でも、そんな自分と向き合う日々を過ごすうちに、結局自分の持ち味を生かすしかないんだなって思えるようになっていきましたね」

 後に雪組に組替えとなった当初も、異なる個性のトップスター2人の2番手を経験し、持ち味を大切にすることへの思いは強まった。「私はものすごく思い悩むタイプ。でも結局のところ、新人時代に自分を直視し、とことん悩んだことがはい上がる力になりました」

 実際、早霧さんは、小柄ながら抜群の運動神経を生かしたダンスや、繊細な役作りで多くのファンを惹(ひ)きつけ、14年に雪組のトップに就任。その後、5作の本拠地作品で、宝塚大劇場の稼働率100%超えという偉業を成し遂げるのである。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
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早霧 せいな
さぎり・せいな/長崎県出身。2001年に宝塚歌劇団入団。宙組を経て雪組の配属となり、14年9月にトップスター就任。昨年7月退団。6月1日(金)〜10日(日)に退団後初となるミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(東京・TBS赤坂ACTシアター)に主演予定。
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