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Heroes File
Vol.193 後編

 どんな話題でも明るくあっけらかんと、かつ絶妙に切り返し、周りを楽しい気持ちにしてくれると人気の赤江さん。不妊治療の末、40歳で妊娠、出産。そして、1年弱の産休を経てすぐにTBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」へ復帰できたのも、そんな彼女の人柄とこれまでの実績があったからだ。

 「ただ、出産と同時に始まるのが子育て。単発の仕事はできるけれど帯番組は難しいだろうなと思っていました。だから『たまむすび』も、続けたいと思いつつも降板を覚悟していたんです。それがこんなにも早く戻らせてもらって、ありがたい気持ちでいっぱいです」

 出産前と後で大きく変化したのは、自身の仕事への向き合い方だ。例えばラジオパーソナリティーの仕事では何かしら自分のこともしゃべる必要がある。以前は映画を観(み)たり、いろいろ体験したりしてネタを毎日探していたけれど、子どもがいると物理的にそれは無理。

 「育児と仕事に追われて他には何もしていない。でも生きている以上、常にいろいろ考えてはいる。そこで、世の中を見て感じたことを自分の切り口で話したり、自分の中に何か面白いものは転がっていないかと探ったりして、それを言葉にして発信するようになりました」

 子育てでも発見は多々あった。「専業主婦だった母と私では時代も環境も違うのに、母のように子育てしなきゃと思っている自分がいて、ああ、意外に固定観念に縛られているんだなって。それに気づき、仕事では、例えばラジオでリスナーさんから頂いたメールやはがきに対して自分なりに想像してコメントしていたんですが、それも偏った見方で意見を言っていたのではないかと反省し、固定観念を捨てて白紙の気持ちで読むようになりました」

 また、育児は楽しい一方で、女性には生活や仕事の負担が圧倒的に掛かるということも実感した。「しかも、毎日のことなのでストレスはたまっていくばかり」。そんな日々の中で読んだ本に、「仕事は労働だと思わず、道楽と思え」という一文があった。「そうか、労働と思ってはいけないんだ、と。ただ、私が仕事を道楽だと言うのも失礼なので、仕事は冒険だと思うことにしました。今は家事も育児も冒険と考え、楽しみながら取り組んでいます」

 最近はラジオのパーソナリティー以外に、ナレーターやバラエティー番組のゲストなど単発の仕事も受けている。「できる範囲で無理なく。それで『今日も冒険、完了!』と言って笑えれば十分幸せです」。考え方がすがすがしい。それが赤江さんの持ち味につながっているようだ。

(井上理江=文 森 浩司=写真)
次回は広告企画「Heroes File」でモデル/俳優の栗原類さんを紹介(前編・後編)。
前編を1月27日(日)に掲載する予定です。

赤江 珠緒
あかえ・たまお/1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学卒業。97年にABCテレビ入社、2007年からフリーアナウンサー。テレビ朝日「モーニングバード」などで活躍。現在はTBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」(毎週月〜木曜、午後1時から放送)のパーソナリティー。
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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