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Heroes File
Vol.50 後編

慣れなくても
居場所はできる

 市川実日子さんにとって、映画『とらばいゆ』の存在は大きかった。撮影中はずっと「幸せでしかたなかった」という。

 「ロケバスで解散になってもすぐに家に戻りたくないんです。自分の気持ちが高揚して波打っている感覚や現場の余韻をかみしめたくて、ひたすら歩いて帰りました(笑)」

 そして3作目の初主演映画『blue』ではモスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。以来、独特の存在感を放つ若手女優として様々な映画やドラマに出演している。

 「今でも仕事に慣れることはなく、毎回怖がるところから始まります(笑)。石橋もヒビが入るくらいたたきまくる。でも、エイって飛び込んだら集中して取り組むしかないんですよね。何だかその繰り返しでずっときている感じです」

 女優の仕事を始めた頃のこと。あるシーンを全く同じように撮影し直さなければならないことがあった。共演者は一回でOK。ところが市川さんは何度もNG。最後は居残り状態で撮影が続いた。さすがに落ち込んでいたら、監督が「器用に演じるようにはなるな」と声をかけてくれた。

 「こんな私だけれど、ここに居ていいと言われた気がしてすごくうれしかった。たぶん、そんな喜びとつらさが積み重なって今の私があるんだと思うし、他では感じられないものがあるからこの仕事を続けているのかなと思います」

舞台でどう変わるか
怖いけれど楽しみ

 そんな市川さんが今年6月からの舞台「幽霊たち」に出演する。依頼があった時、今回も相当悩んだそうだ。

 「舞台経験が少なかったので戸惑いもあったのですが、これは絶対にやった方がいいというカンみたいなものが頭から離れなくて。素直にその直感に従い、挑戦してみようと決めました」

 演出の白井晃さんをはじめ、共演の佐々木蔵之介さん、奥田瑛二さんなど、ベテラン勢に囲まれた現場は想像以上にエネルギッシュで、熱いという。

 「みなさん全身から強烈なパワーを出していて迫力がある。この舞台を経験したら、私自身の何かが変わるのではないかと思うほどです。実際、自分が何をどう感じるかも楽しみ。反対に、嫌でも自分という人間を知る機会にもなりそうで、恐ろしい面もあるのですが」

 決してがむしゃらに突き進む人ではない。仕事だけでなく生活においても、自分の心の声に耳を傾け、その瞬間に感じたものを一つひとつ大事にしながら丁寧に進んでいく。それが彼女の生きる速度。ちゃんと「自分の時計」を大事にしている。彼女の生き方、たたずまいが自然体に見えるのは、そのせいかもしれない。

(井上理江=文 小山昭人=写真)
次回は高橋優さんが登場。5月22日(日)に掲載する予定です。

市川 実日子
いちかわ・みかこ 1978年東京都生まれ。10代からモデルとして活躍し、映画『タイムレスメロディ』で女優デビュー。初主演作品『blue』で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞受賞。6月14日(火)から舞台「幽霊たち」の公演(東京公演はパルコ劇場にて)が控える。 ホームページ http://www.suurkiitos.com
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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