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情熱人
Vol.20 後編

木も森も両方見る
バランスの良い視点で

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する(株)ZOZOが生み出した、体形を詳細に計測する採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」。その初代は、多くの予約が殺到して納品が大幅に遅れるという事態を招いた。開発の指揮を執っていた伊藤正裕さんは、ひたすら問題解決にあたるも、他のトラブルも発生して更なる苦境に立たされる。

 「失敗した時は正直にその状況と向き合うことが大事だと思っています。プライドや思い込みは捨て、原因から目をそむけない。たとえあと半年あれば軌道に乗るかも知れなくても、それにかかるコストや商機なども考え、私は経営者が正しい判断ができるよう、どんなことも報告し続けました」

 結果、ZOZOSUITは仕様改良へと方向転換。誕生した2代目は、約300〜400個のドットマーカーがプリントされ、360度撮影することで詳細なデータを採寸するものとなった。こうしてZOZOSUITの配布は軌道に乗る。「とは言え、初代を申し込んだ方からは苦情も頂きました。お待たせした上、期待を裏切ってしまい本当に申し訳ないと思っています。ただ、私たちの目的はより適切なサイズの商品を提供することなので、そのための追求はこれからもしていきたいですね」

 ZOZOSUITで集めた体形計測データは、これまで国内外で実測を繰り返して作った何千ものパターンと合わせ、プライべートブランド「ZOZO」の商品展開に生かされる。「あなたサイズのデニムやTシャツなどを安価で提供する、といったことも始めています」

 新たなビジネスに向かい、忙しく業務に携わる伊藤さん。大切にしているのは「木を見て森を見ずということわざがありますが、木も森も両方同時にバランス良く見ることです」と言う。目の前だけを見て全くうまくいっていないと感じても、少し離れた所から森を見ると他の場所が育っていることもある。

 そんな視点で今後のビジネスも展望する。「世界中の人たちにそれぞれの体形に合う衣服を届け、満足して頂くことを目指して挑戦し続けたい。今回、ZOZOSUITに挑んだからこそ分かったことがたくさんあります。最先端の技術は道具であり、それがあるからこそ描ける絵がある。これからどんなビジネスができるか、考えると楽しいですね」

(田中亜紀子=文 小山昭人=写真)
次回は広告企画「Heroes File」でフリーアナウンサーの赤江珠緒さんを紹介(前編・後編)。
前編を2019年1月13日(日)に掲載する予定です。

伊藤 正裕(いとうまさひろ)さん
● 会社:(株)ZOZO
● 役職:取締役
● 趣味:車の運転と読書
「マイナビ転職」からもご覧いただけます。

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